今年2月に新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市片瀬海岸2、TEL 0466-29-9960)で誕生した2羽のフンボルトペンギンの愛称が決定し、9月25日に命名式が行われた。
新江ノ島水族館で新たに2月に生まれた2羽のペンギン。左が「リリー」で右が「ポピー」。
2羽の愛称は、8月23日から9月12日までの期間、館内各所に設置したQRコードからアクセスできる専用応募フォームで募集。応募総数は1298件で、2月9日生まれの個体は「ポピー」、2月12日生まれの個体は「リリー」に決定した。オスかメスかはもう少し成長してからわかるという。
「ポピー」「リリー」の命名者となったのは高校3年生の冨所(とどころ)さほさん。「きょうだいペンギンなので、2羽で関連した愛称を考えた。2月生まれなので、2月の花にちなみ『ポピー』と『リリー』で応募した。命名者に選ばれて光栄。2羽の成長が楽しみ」と話した。
命名式では、同館の崎山直夫館長が冨所さんへ年間パスポートとペンギンのぬいぐるみを贈呈した。
崎山館長は「応募いただいた愛称は、全てペンギン担当トリーターが目を通し、話し合って決めた。親ペンギンが初めて咲かせた2羽の子どもであることと、親ペンギンの『マリー』と同じ長音符が入った2 月の花ということで決定した」と話す。「きょうだいのため外見はとてもよく似ていて、2羽とも人懐っこく体を触らせてくれる。現在は親離れを済ませ、展示プールでほかのペンギンたちとの相性を見ながら生活を始めた。これからの成長を温かく見守ってほしい」とも。