藤沢で焼き肉店やカフェなど4店舗を展開するヨンドンの創業店舗「本店」(藤沢市西富、 TEL 0466-50-1129)が9月23日、29周年を迎えた。
1990(平成2)年3月にオープンした焼肉店「ヨンドン」は地産地消への取り組みや島根県産の「まつなが和牛」の雌を一頭買いすることで価格と品質にこだわるなどで藤沢に定着。藤沢駅南口で「韓食菜炎 ヨンドン」とサムギョプサルとジンギスカンの店「湘南肉問屋」も運営するほか、2019年には藤沢駅北口に初のカフェ業態「3+3CAFE」もオープンさせている。
ヨンドンの吉田亘良社長は「焼き肉業態からスタートした会社として、うし年に迎える29周年は特別と考えている。本当にあっという間に感じたが、ここまで続けさせてもらったことに感謝」と話す。
11月27日には新規事業として、精肉店「肉屋喜平」のオープンを予定する。
藤沢で古くから精肉店として親しまれた山内精肉店が新型コロナ禍の影響で4月初旬、閉店したことを受け、地域のためにも同業態の店舗を継続させたいと名乗りを上げたという。
吉田さんは「藤沢駅北口徒歩2分にオープンする精肉店『肉屋喜平』は、みんなに喜んでもらえるお肉屋さんとして山内さんの精肉販売事業を継承するとともに総菜や弁当の販売にも力を入れたい。19時まで精肉店として営業した閉店後には、立ち飲み屋として営業することなども考えている。支えてもらっている全ての人の役に立つ業態を模索したい」と話す。
本店の営業時間は昼の部が11時30分~14時30分と、夜の部が17時~21時。水曜定休。