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茅ヶ崎の高校で「税と選挙の出前授業」 藤沢税務署と茅ヶ崎市選管が共同で

模擬選挙で実際に選挙で使用される投票箱に投票を行う県立茅ケ崎北陵高校の生徒

模擬選挙で実際に選挙で使用される投票箱に投票を行う県立茅ケ崎北陵高校の生徒

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 藤沢税務署が12月16日、茅ヶ崎市選挙管理委員会と共同で「税を学んで、選挙に行こう!」と題した出前授業を、県立茅ケ崎北陵高校で行った。

税を学んで選挙に行こうというテーマで授業を行う赤澤憲一さんと鈴木雄大さん

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 同様の出前授業は昨年に続き2回目。今年は、2年生277人を対象に行った。当日は、十分な換気をするなど感染症対策を取り、同税務署の税務広報広聴官・赤澤憲一さんが「税がなぜ必要なのか」「税の集め方や使い道はどのように決めているのか」「日本の財政とその課題」などについて話した。同委員会の選挙担当・鈴木雄大さんは投票参加の意義や投票方法などを解説した。

 「未来茅ヶ崎市長選挙」と銘打った模擬選挙も実施し、候補者の主張を聞いた生徒に実際に選挙で使う投票箱や記載台等を用いて投票を体験してもらった。

 授業を受けた生徒からは「今までは10万円の給付金がもらえてうれしいと思っていたが、国債が増えることも考えなければいけないと思った」という意見や「日頃からニュースなどに関心を持ち、事前に選挙公報など情報を調べ、選挙に臨みたい」などの感想があった。

 赤澤さんは、「税の集め方や使い道を決めるのは、皆が選挙で選んだ議員ら。税と選挙の授業を共に行うことで、二つの重要性や政治に対する関心を高めてもらいたい。主体的に社会に参加する意欲を養ってもらえれば」と話す。

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