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藤沢の福祉施設が映画化 鵠沼海岸のシネコヤで上映とトークイベントも

「さんわーくかぐや」の理事長、藤田靖正さん(後列最右)と、映画監督の津村和比古さん(後列右から2番目)と、前理事長の藤田慶子さん(右から5人目)と、利用者とスタッフの皆さん。4月17日に開かれた先行上映会で。

「さんわーくかぐや」の理事長、藤田靖正さん(後列最右)と、映画監督の津村和比古さん(後列右から2番目)と、前理事長の藤田慶子さん(右から5人目)と、利用者とスタッフの皆さん。4月17日に開かれた先行上映会で。

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 藤沢市の福祉施設「さんわーくかぐや」(本藤沢6)のドキュメンタリー映画「かぐやびより」が4月28日から、鵠沼海岸のシネコヤ(鵠沼海岸3、TEL 0466-33-5393)で上映される。

上映後のトークショーで質疑に応じる津村和比古監督

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 同施設は知的障がいや精神障がいのある人が利用する通所施設。2008(平成20)年4月に前理事長の藤田慶子さんが精神障がいのある娘の居場所を作りたいと開所した。現在は息子で彫刻家の靖正さんが理事長を引き継ぐ。

 同映画の監督はカメラマンの津村和比古さん。チベットから亡命する家族を描いたドキュメンタリー映画「オロ」では日本撮影協会賞を受賞した。

 津村さんは「もともと、ミュージシャンのおおたか静流さんを撮影するために、『かぐや』のイベントに訪れたのが出会い。これは普通の福祉施設ではないと場所の魅力に気付き、その後施設に通う人々や、そこに関わる多くの人の魅力に魅せられた」と話す。2017(平成29)年11月から約4年間、120日間にわたり同施設を撮り続けた。

 津村さんは「ドキュメンタリーは、撮影は始められるが、終わるのが難しい。日常を撮り続ける中で、どこで終わるかを探すのに時間がかかった。『ここは家と一緒です』という瞬間を撮ることができ、先が見えてきたと感じた」と話す。「映画の成功の基準はいろいろとあると思うが、試写の際に出演者や、その家族が見て、とても喜んでくれた。それが何よりうれしかった」とも。

 料金は1,800円。5月3日~8日は各回上映終了後にトークイベントを行う。5月15日まで(9日~11日は休館)。

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