障がい当事者団体らによるイベント「藤沢ふれあいフェスタ2022」が12月3日、藤沢市役所の分庁舎と本庁舎内で開催される。
視覚や聴覚、身体などの障がいのある当事者組織、支援団体らが構成する「藤沢市ふれあい実行委員会」と藤沢市が主催するイベントで、「障がいの有無にかかわらず誰もが楽しみ、参加して、障がいに対する理解を深める」ということをテーマに掲げる。
2019年に第1回が行われたが、その後コロナ禍の影響を受けて2年間開催を見合わせ、3年ぶりの開催。前回は飲食店の出店が行われたが、今年は持ち帰り販売のみとなる。
市庁舎内の特設ステージでは、福祉団体が音楽やダンスのパフォーマンスを行うほか、村岡中学校の吹奏楽部も演奏を披露する。
ステージの内容は、聴覚に障がいのある人も楽しめるよう、手話と、喋った内容をパソコンで入力・表示する「要約筆記」を導入する。
本庁舎5階では藤沢市内の通所施設「さんわーくかぐや」に迫ったドキュメンタリー「かぐやびより」の無料上映も行う。
実行委員長の星野敏子さんは「どの団体にとっても活動を紹介できる機会。普段触れ合わない人と出会い、話をし交流ができる貴重な場所でもある。障がいを特別な壁と考えず、同じ空間を一緒に楽しめれば」と話す。
開催時間は11時~15時00分。入場無料。「かぐやびより」無料上映は10時~受付で、当日先着50名まで。