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「湘南藤沢インキュベーションラボ」で開所式 官民連携で起業家支援

晴天の中行われた開所式の様子。藤沢市の公式マスコットキャラクター「ふじキュン」も登場した

晴天の中行われた開所式の様子。藤沢市の公式マスコットキャラクター「ふじキュン」も登場した

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 レンタル型研究施設「湘南藤沢インキュベーションラボ(S.F.I. LABO)」(藤沢市遠藤、TEL 0466-24-2478)で5月18日、開所式が行われた。

開所式の挨拶にのぞむ谷賢一郎社長

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 化学やIT分野などのベンチャー起業の研究開発を支援する同施設。藤沢市北部にある遠藤地域は準工業専用地域。運営は、湘南エリアを中心に不動産企画・建築・販売を手がける「セット」。

 延べ床面積は866平方メートル。鉄骨造2階建て、全18室。全部屋に電灯・動力・上下水道を備えるほか、研究機器や設備を導入できるよう、1階は1000キロ、2階は500キロまでの荷重に耐えられる構造となっている。最寄りの湘南台駅からは車で約10分、綾瀬スマートインターまで車で15分。

 「セット」の谷賢一郎社長は「地域と連携したまちづくりを目指し、これまで開発地域の自治会と足並みをそろえるなどしてきた。新たな分野での地域貢献のため『藤沢起業家支援まちづくり協会』も立ち上げた。潜在的な需要を掘り起こしたい」と意気込む。

 鈴木恒夫藤沢市長は「より起業しやすく、起業家の夢と希望をかなえていける藤沢になるようスタートアップ支援の輪を広げたい」と話す。

 「セット」インキュベーション事業部長の鈴木良隆さんは「湘南産業振興財団運営のシェアオフィス責任者や、慶應大学SFCのインキュベーション施設、民間のコワーキングスペース運営者と何年も前から情報交換会を続け、この街に必要な機能として本施設を立ち上げた。今後も、行政、大学、民間がスクラムを組み、街の発展に貢献したい」と意欲を見せる。

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