藤沢市内を流れる引地川の清掃を通じてごみ捨てに関する意識を高めるイベント「地域社会の発展と美しい世界づくりに貢献する活動2023」が11月4日、引地川親水公園(藤沢市大庭)で行われる。
清掃ボランティア団体「エシカリングCLUB・湘南ふじさわ」が企画した同イベント。前身のイベント「引地川Cleanup Day」は300人規模のごみ拾いイベントとして実施していた。
発起人の池田剛さんは「『未来ある子どもたちの環境マインドを養う、ごみを決められた通りに捨てることの大切さを啓発する』ことを通じて、地域の人々と共働することで連携力を深めていくことを目指す」と話す。
10時からの第1部では、かながわ海岸美化財団代表理事の松浦治美さんが「海岸ごみがどこから来るのかを知る講義」を、新江ノ島水族館の担当者が「相模湾のごみの現状を知ろう」を題した講義を、それぞれ行う。 10時30分からは、ごみの多さを体感するため「河川の清掃活動」を行い、ポイ捨て・粗大ごみ・流れ流れてきたごみ・たばこの吸い殻などを集める。
池田さんは「ごみを収集した後は、絶滅危惧種の研究者で『引地川生態系調査』をテーマにしている日本大学生物資源科学部の小島仁志助教と小島ゼミの協力を得て、引地川の水辺の生物を捕獲して展示・解説する、ごみによる環境破壊が生態系を壊すことを学ぶ青空教室も開く」と話す。
当日は9時30分、鉄塔前広場集合。参加無料。雨天の場合は11月11日に延期。