藤沢駅前で10月29日、「第20回ふじさわ国際交流フェスティバル」が開催された。
藤沢市と地元民間団体などで組織する「ふじさわ国際交流フェスティバル実行委員会」が主催し、飲食ブースや伝統文化体験、ステージパフォーマンスなどが行われた。
外国人市民との交流、異文化理解、国際意識を高めることを目的に2004年(平成16年)から始まった同イベント。20回目となる今年は、藤沢駅北口サンパール広場、サンパレット広場、地下広場の3カ所を会場に出店数を拡大。「ふじキュンスタンプラリー」も行い、3会場全てを回りスタンプを集めた人に缶バッジやシールなどを進呈した。
湘南マイアミビーチ市親善協会のブースでは、姉妹都市提携65周年記念事業の一環として、ライム風味のアルコール炭酸飲料「マイアミビーチライム」やホットドッグの販売でお祝いムードを盛り上げた。
サンパール広場に設置されたステージではインドネシアやスペインなどの民族舞踊や音楽演奏が披露された。
藤沢市人権男女共同平和国際課によると、2023年10月現在の市内外国人在住者は約7900人。日本に長く住んでいても日本人の友達が作りにくく、何かきっかけがほしいという要望があるという。
実行委員会会長を務めた湘南日加友好協会会長の栗原義夫さんは「藤沢市の市民に海外の文化などいろいろなことを分かってもらい、交流するのが大きな目的。世界平和の一つのステップになれば」と話す。