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遊行寺で初の「うみまちキモノ盆祭」 普段着としての着物をエシカルに提案

「うみフェス」フライヤーを手にする主催者と関係者ら

「うみフェス」フライヤーを手にする主催者と関係者ら

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 音楽と着物と盆踊りをテーマにしたイベント「うみまちキモノ盆祭2023(通称「うみフェス」)」が12月2日、藤沢市の遊行寺(藤沢市西富1)で初めて開催される。

「うみまちキモノ盆祭2023」開催を知らせるポスタービジュアル

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 「『海』とともに暮らす『まち』藤沢をベースに、『まち』の人々の集いと新たなカルチャーを『生み』出すという願いを込めた」という「ちょっとエシカル」なフェス形式のイベント。目玉は「着物」で、会場全体には色鮮やかな着物を飾り、来場者は当日着ている洋服の上からでも着られる着物をワンコイン(500円)でレンタルや、購入もできる。

 会場ではアーティストやDJによる音楽ライブと盆踊りのほか、茅ケ崎にある熊澤酒造の日本酒やキッチンカー、「エコロジーへの意識が高い」(主催者)作家や着物を販売する40店舗ほどが全国から集まる。

 藤沢出身・在住のアーティストTETTAさんによる、「人の心の中には必ず仏がいる」をコンセプトに、メークで人を菩薩(ぼさつ)に変身させるという「菩薩メーク」も事前に申し込むと4,000円で体験できる。

 実行委員会の鈴木早織さんは「素晴らしい価値があるのに、毎年大量に廃棄されてしまっている日本の伝統的な着物。着られない、着る機会がないから捨てるのでなく、もっと自由にどこでも着ることができるということを提案する楽しい祭りになれば」と話す。

 会場は、盆踊りのルーツとされる「踊り念仏」ゆかりの地として知られる遊行寺。鎌倉を拠点に全国で活動をする「イマジン盆踊り部」のメンバー総勢20人がオリジナルの楽曲や民謡を織り交ぜ、フルバンド編成で「平和に願いを込めた盆踊りを繰り広げる」という。

 11時~13時は、遊行寺をスタートし旧桔梗屋を含む藤沢宿の歴史情緒ある街並みをハレ着物と菩薩メークで練り歩く「キモノウォーク」も行う。

 開催時間は11時~18時。入場無料。小雨決行、雨天中止。「キモノウォーク」への参加は要事前予約(定員に達し次第締め切る)。

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