湘南地域のパン店40店が一堂に集う「湘南パン祭り」が2月25日、辻堂海浜公園(藤沢市辻堂西海岸3)で開かれた。
会場には各店のテントが並び、東京オリンピックで選手に食事を提供した店のパンや「2009パングランプリ東京」で受賞したパン、インスタグラムでパン店の情報を発信するインフルエンサーが選んだパンセットなど、それぞれの特色を生かしたパンを販売。開場の10時から雨天となったが、傘を差した買い物客でにぎわい、30人以上の行列ができる店もあった。開始1時間で午前の販売用に用意した在庫が完売する店も出た。
藤沢市内から来た女性は「パンが好きで、湘南パン祭りに来るのは2回目。雨で残念だが、晴れていたらもっと大勢並んでいると思うので、逆に良かったかも」と話していた。
湘南地域のパン店の横の連携を強め、質の高いパン店を地元にアピールする目的で2016(平成28年)年に始まり、毎回1万人以上が訪れる同イベント。2020年には開催1週間前に中止を決定。今回は2019年の開催以来5年ぶり4度目の開催となる。
実行委員会事務局の高(こう)由貴子さんは「悪天候の中、大勢の方に来てもらい感謝している。バラエティーに富んだ湘南のパン店がいろいろあるので、気に入ったパンを見つけて、ぜひパン祭りを楽しんでほしい」と話す。