藤沢駅周辺地区のにぎわいを作るための「広場活用」を考えるイベント「『まちにイタズラをしかけよう』共謀者の会」が6月21日、藤沢駅の「8LOUNGE」で開催された。主催は同広場の指定管理者である一般社団法人「藤沢駅周辺地区エリアマネジメント」。
4月19日に開いた同名企画の2回目。今回は事前予約制で広く参加者を募り、イベント主催者やメディア関係者、ミュージシャン、会社役員、地域団体のメンバー、市職員など、多様な40人ほどが集まった。ビールを片手にオープンな雰囲気で開催した。
ゲストとして、オープン・エー社長で建築家、都市計画専門家の馬場正尊さんを招き、「あえて行きたい公共空間」をテーマに、ニューヨークのブライアントパークの事例や、国内のさまざまな事例をテーマにした講義と、参加者からの質問に答える形のディスカッションを行った。
馬場さんは「テクノロジーと人材と多様性を大切にすることがまちづくりの核。均質な都市を作るのではなく、スパイキー(とんがる)である必要がある。許可取りや根回しはさて置き、『とにかくやる』を先行させる姿勢が『あえて行きたい公共空間』を作る」と話した。
同エリアマネジメントの増田隆一郎さんは「藤沢らしさを感じられる場をどう作れるかを考えている。広場で開いたナイトマーケットで、ハウスミュージックに揺れながら藤沢と茅ケ崎の市長同士がにこやかに会話を交している場面があった。オープンな空気そのものが藤沢らしさなのでは」と話す。
次回は秋頃の開催を予定。