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街中の空間を有効活用し表現者に場づくりを 藤沢で初のワークショップ

391街区の真ん中にある「ハゼの木広場」で空間の説明をする木津潤平さん

391街区の真ん中にある「ハゼの木広場」で空間の説明をする木津潤平さん

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 藤沢市内の空間を有効活用しながら、演劇を中心としたアートや表現者の場づくりや機会づくりを行うプロジェクト「Landscape THEATRE(ランドスケープシアター)」によるワークショップ 「フジサワ名店ビルツアー&場所の使い方を考える」が6月30日に開かれた。

フジサワ名店ビル6階で行われたワークショップの様子

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 市内の木津潤平建築設計事務所(藤沢市鵠沼松が岡3)社長の木津潤平さんが主宰する同プロジェクト。木津さんは森の中や湖のほとり、駅前の広場や洞窟など、固定された劇場ではない空間を活用して演劇を行う「建物を持たない劇場(ランドスケープシアター)」の実施に取り組んでいる。
 今回、2027年夏で営業終了が予定されている「フジサワ名店ビル」の空間を活用する許可が得られたことから、同ビル6階を会場に、演劇関係者を中心に一般も交えて参加型のワークショップを開いた。

 木津さんは「ランドスケープシアターの市内第1弾プロジェクトとして、391 THEATRE Projectという、フジサワ名店ビル、ダイヤモンドビル、プライムビルのある一帯『391街区』に小さな劇場とリハーサルスタジオやアトリエをちりばめた、舞台芸術家の活動の場作りを構想している」と話す。「第一歩として、名店ビルの一角にスタジオを併設した、海外の劇場のバックヤードにあるアーティストのためのラウンジ『グリーンルーム』を作る。劇場のバックヤードを生活空間に反転させることで、アーティストたちの創作を外に開いていく試みも行えたら」とも。

 ワークショップには市内外から15人が参加。391街区の3つのビルが入り組んだ構造の空間をツアー形式で巡った後、「グリーンルーム」として活用を予定しているフジサワ名店ビル6階の名店ビルギャラリーで意見交換を行った。木津さんは「取りあえず『ハコ』のふたが開いた状態。演劇をベースにはしているが、それに限らず、多くの人から場所の使い道についてアイデアやアドバイスを寄せてほしい」と呼びかける。

 今後は、毎週水曜日の午後にフジサワ名店ビル6階の「名店ビルギャラリー」に有志で集まるという。

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