ごみ拾いイベント「どすこいビーチクリーン2024」が8月17日、片瀬海岸東浜で開催された。日本財団とNPO法人「海さくら」が中心となって行うもので、海と日本プロジェクトの一環。
2015(平成27)年に始まった同イベント。現役の力士と共にビーチクリーンを行い、清掃後の砂浜で日本相撲協会が推奨する「相撲健康体操」をしたり、力士と相撲を取ったりするなど、子どもから大人まで楽しめる内容で行っている。「子どもたちがはだしで走り回れる安全なビーチを目指す」という。
当日は608人が参加。イベント開始前からごみを拾う人の姿も多く見られた。開会式で、同NPOの古澤純一郎理事長は「海岸には街や川から流れてきたごみ、くぎ、ガラスなどが落ちていて危ないときもある。子どもたちには安心・安全な砂浜で遊んでほしい。今日は大嶽部屋のお相撲さんたちも来てくれている。みんなでピカピカにしたきれいなビーチで、相撲を取ったりして楽しんでほしい」と話す。
大鵬道場大嶽部屋からは、親方の大嶽忠博さん、力士の須崎誠也さん、新屋敷勇希さん、銀星山峰大(ぎんせいざん たかひろ)さん、夢道鵬幸成(むどうほう こうせい)さん、竜童大(たっぱ だい)さん、大新海健太(だいしんかい けんた)さんらが参加した。
約30分のごみ拾いで、30リットルの袋で可燃ごみ31袋、不燃ごみ33袋のほか、粗大ごみが多数集まった。今回が2回目の参加という家族は「藤沢市に住んでいる。海がきれいになって、子どもたちも楽しめたらいいなと思って参加した」と話す。
清掃後は大嶽親方指導の下、多くの参加者が四股や股割りなどの体操を楽しんだ。砂浜では現役力士との取組も行われ、大勢が現役力士に挑んだ。取組を終えた子どもは「思ったより強かった」「楽しかった」と話し、大人も「めちゃくちゃ強い」「全く動かない」などと話していた。