「第49回藤沢市民まつり」が9月22日・23日に開催され、28日の遊行寺会場も行われる。同イベントは昨年26万6400人を集客した市内最大級の催しで、今年はコロナ禍開け2年目の開催となる。
藤沢駅南口と北口の2カ所では南北大パレードが開催された。午前中は曇天で何度か雨が降る場面もあったが、午後は一転して晴天となり、沿道には大勢の人が詰めかけた。雨予報のため出演を取りやめた団体も多く昨年よりも短いパレードとなったが、出演者はゆっくりと進みながら笑顔でパフォーマンスを披露した。
メイン会場のサンパール広場(藤沢駅北口ペデストリアンデッキ)には、藤沢市と交流のある自治体が出店する「絆」ブースが並び、東北地域を中心に11市町村が出店した。実行委員会によると、「絆」の名称は東日本大震災の後に復興支援の一環で東北地域の商工会議所に参加を呼びかけたことにちなんでいる。
今年は1月に被災した石川県輪島市からの参加もあった。「酒ブティックおくだ」店主の奥田圭三さんは「輪島市内のほとんどの酒蔵は半壊以上か全壊。酒造りができないので、皆、他県の蔵元の場所を借りて造っている。ぜひ能登を応援してもらえれば」と呼びかける。
10月1日の始発からJR藤沢駅の発車メロディーとなる、「藤沢市歌」のメロディーもお披露目式も行われた。
周辺会場では無料で参加できるVR防犯体験やプログラミング体験のほか、フラダンスのパフォーマンスなどのイベントも行った。
藤沢市民まつりは9月28日にも遊行寺エリアで開催する。屋台村や謎解きイベントなどを予定している。