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藤沢の特養で敬老の日ファッションショー 美容のプロが入居者をメーク

家族が押す車いすでランウェーを進むカメリア藤沢SSTの入居者

家族が押す車いすでランウェーを進むカメリア藤沢SSTの入居者

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 藤沢の特別養護老人ホーム「カメリア藤沢SST」(藤沢市辻堂元町6)で9月16日、「敬老の日ファッションショー」が開催された。

メーキャップを施す藤沢市在住の「ケアビューティスト」豊田亜希子さん

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 ショーを企画したのは、藤沢市在住の「ケアビューティスト」豊田亜希子さん。豊田さんは介護美容研究所で高齢者向け美容提供の技術を学び、要介護度が高い高齢者にも安全な美容施術を提供できるプロフェッショナル。

 豊田さんは「高齢者向けファッションショーは、単調になりがちな日々で、モデルとなる高齢者の方が美容やファッションを楽しめる日をつくり、非日常感を感じてもらえる最高の機会。施設で介護美容サービスを提供したり、藤沢市で介護美容を広めたりするための活動の一環として、介護・医療スタッフや周囲の方々との交流を増やすことを目的に企画した」と話す。

 ショーでは、同施設入居者がモデルとして参加。全員90代で、ほとんどが普段は車いすで生活する入居者だが、眼鏡を外しヘアメークやメークを施すと「もうこれはいらないわ」と眼鏡なしでショーに臨もうとした場面も見られた。メーキャップを終えると、モデルらは家族が押す車いすでランウェーを進んだ。

 豊田さんは「この日のために用意した衣装ではなく、本人の一番のお気に入りで思い入れのあるファッションを選んだ」と振り返る。「モデル本人だけでなく家族の方にも『すてきな機会だった』『こんなにきれいにしてくれてありがとう』など、とても喜んでいただけた」とも。

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