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茅ヶ崎・成就院で「幽霊の木」開花 珍しさに例年多くの鑑賞客も

「幽霊の木」とも呼ばれるハンカチノキに垂れ下がる白い大きな苞(2026年4月15日撮影)

「幽霊の木」とも呼ばれるハンカチノキに垂れ下がる白い大きな苞(2026年4月15日撮影)

 茅ヶ崎の成就院(茅ヶ崎市甘沼)で4月中旬、「ハンカチノキ(別名=幽霊の木)」と「ナンジャモンジャ」の白い花が咲き始めた。

茅ヶ崎・成就院で「幽霊の木」開花 珍しさに例年多くの鑑賞客も

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 高台に位置し、境内から富士山や箱根の山々を望める同院。四季折々の花が楽しめる寺院としても知られ、春から初夏にかけては樹木の花が順に開花する。

 ハンカチノキはナンジャモンジャよりやや早く開花。白い2枚の大きな苞(ほう=葉が変化したもの)が垂れ下がり、ハンカチをつるしたように見えることから、その名が付いた。風に揺れる姿が幽霊のように見えることから、「幽霊の木」「鳩の木」とも呼ばれる。中国原産のミズキ科の落葉高木で、鳴海善通住職が中国訪問時に見た木をきっかけに国内で探し、境内に植えたという。

 ナンジャモンジャの木は2003(平成15)年、元東京大学総長の茅誠司さんの赤羽根の居宅から移植された。茅さんの自宅に植えられていた木は、東京・赤坂にあった天然のナンジャモンジャから移された純国産系統で、日本では珍しいという。正式名称は「ヒトツバタゴ」で、モクセイ科の落葉広葉樹。国内では自生地が限られ、環境省の絶滅危惧II類(VU)に指定されている。

 同院では鳴海住職が10年ほど前から株分けに取り組み、近年は若木も花をつけるようになった。満開の頃には、花嫁の綿帽子のように花が葉を覆いかれんに華やぐという。

 鳴海住職は「例年、2つの珍しい花を目当てに200人~300人ほどの鑑賞客が訪れる。近年はハンカチノキとナンジャモンジャが同時期に咲く傾向があるため、咲き始めたら早めに鑑賞してほしい」と話す。

 見頃は両花とも4月下旬ごろ。

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