横須賀市出身で晩年を茅ケ崎で過ごした画家、青山義雄の生誕130年を記念した展覧会「生誕130年 青山義雄とその時代」が現在、茅ヶ崎市美術館(茅ヶ崎市東海岸北1)で開催されている。
青山義雄は1894(明治27)年生まれ。生涯のほぼ半分をフランスで過ごし、フォービズムの画家アンリ・マティスから直接指導を受けた。マティスが「この男は色彩を持っている」と評価した鮮やかな色使いで南フランスの海岸風景や花などを描き、1986(昭和61)年からは茅ヶ崎市で暮らした。
同展では青山の晩年の集大成とされる「バラのアーチ」など同館が所蔵する青山の作品21点に加え、青山と関わりのあった画家の作品、青山本人が使ったパレットなど計46点を展示している。
同館で青山義雄の展覧会を開催するのは今回が3度目。学芸員の雲中(くもなか)あみさんは「当館所蔵の青山義雄作品を全て展示している。青山の豊かな色彩をぜひ堪能してほしい」と話す。
開館時間は10時~17時。月曜休館(1月13日、2月24日開館)。2024年12月29日-2025年1月3日、1月14日休館。入館料は、一般=400円、大学生=200円、市内在住65歳以上=200円、高校生以下・障がい者およびその介護者は無料。
2025年2月24日まで。1月13日には担当学芸員によるギャラリートークも予定している。