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フジサワ名店ビルで観覧車の写真展 ビル屋上の記憶もたどる

写真家の新良太さんが撮影した観覧車シリーズ(写真提供=新良太さん)

写真家の新良太さんが撮影した観覧車シリーズ(写真提供=新良太さん)

 写真家の新良太さんの写真展「Kaleid Wheel(カレイド・ウィール)」が3月5日、フジサワ名店ビル(藤沢市南藤沢2)で始まる。

写真家の新良太さんの写真展「Kaleid Wheel(カレイド・ウィール)」開催を知らせるポスタービジュアル

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 新さんは1973(昭和48)年東京生まれ。大学で建築学を学び、2000(平成12)年からフリーフォトグラファーとして活動。建築写真家として「旧神奈川県立近代美術館鎌倉改修工事」「国立西洋美術館世界遺産登録」「TOKYO SKYTREE建設工事」などの撮影を手がけてきた。

 同展は「Landscape THEATRE(ランドスケープシアター)」が運営する391シアタープロジェクトのプログラムとして開催。同ビル3階の「391ブックシアター」を会場に、1965(昭和40)年のフジサワ名店ビル開業当初から約7年間、同ビル屋上に観覧車が設置されていた歴史にちなみ、新さんが各地で撮影した観覧車シリーズの作品を展示する。

 新さんが観覧車シリーズを集中的に撮影したのは2006(平成18)年~2007(平成19)年で、デジタルカメラに移行する以前の大判カメラで撮影した最後期の作品群となる。イルミネーションが施された回転する観覧車を長時間露光で撮影した。シャッターの露光時間は回転する観覧車のかごの回転時間を基準に設定し、光の軌跡が加算されることで印象的な効果が生まれたという。

 開催に合わせ、新さんは同ビルの屋上でも撮影。屋上に残る観覧車の土台と夕景に映える富士山の風景は、かつての観覧車を思わせるという。

 新さんは「写真は記録性と表現性を持ち合わせている。実際に見る風景以上に訴えかける世界が生じる。観覧車シリーズの同じ構図の写真でも似た風景を見るとともに違いを見つけられる。多くの写真を展示することで見えてくる類型と差異を楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は12時~19時。入場無料。3月8日まで。

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