極楽寺で江ノ電「タンコロまつり」-懐かしの100系車両を展示・公開

江ノ島電鉄の秋の恒例行事「タンコロまつり」

江ノ島電鉄の秋の恒例行事「タンコロまつり」

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 江ノ島電鉄(藤沢市片瀬海岸1、TEL 0466-24-2711)は11月23日、1980年に営業運転を終了した「108号(タンコロ)」の展示・車内公開などを行うイベント「江ノ電タンコロまつり」を同電鉄極楽寺検車区(鎌倉市極楽寺3)で開催する。

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 タンコロ(100形)は1929年~1980年に営業運転された車両で、現在は、今回の会場となる極楽寺検車区と鎌倉市の和田塚公園に2両が現存する。同形は1両で運転する電車で、運転台が両方にあり、ドアの開閉は運転士と車掌が手作業で行った。放送装置はなく、駅案内などは車掌が大きな声で行ったという。

 イベントは同電鉄の秋の恒例行事で、同車両の展示・車内公開のほか、ミニ江ノ電の乗車会、鉄道模型の運転会、引退車両のカットボディーの展示などを予定する。今年9月に引退した303号の「引退記念カレンダー切符」(木枠入り、限定2000個=1,900円)や「江ノ電トレカ」(初回1~12番まで、2枚1袋=100円)」、笛を吹くと進みもう1回吹くと止まる、再度吹くとバックする「サウンドセンサー江ノ電」(2,000円)なども販売する。

 今回のイベントについて同電鉄鉄道部の君塚利啓さんは「タンコロは、江ノ電の激動の時代を走り抜けた貴重な保存車両で、過去の人々の歴史や感動がたくさん詰まっている。その貴重な車両を当時のまま公開し、多くの人にタイムスリップしていただくために企画した」と話す。

開催時間は10時~15時、入場は14時30分まで。入場無料。

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