オリジナル家具の製造・販売をする「collabore（コラボレ）」（藤沢市羽鳥1、TEL 0466-30-2727）のショールームで、家具と作家の第1回コラボ展「冬展」が開催されている。

　神奈川県秦野市で1998年に設立された同社は、オリジナル家具やオーダーメード家具の製造・販売を手がける家具工房。2002年に藤沢へ移転し、現在の自社工場とショールームを併設したスタイルで自社の家具作りを行っている。

　今回、同社の約20坪あるショールームで初開催されるコラボ展は、「暮らしに潤いを与える」をテーマに、カフェのようなショールームに置かれた家具の空間を生かし、同社の提案するライフスタイルに合った4人の作家によるアイテムを展示する。

　出展者は、藤沢市鵠沼松が岡に工房を構え、木型から1点もののオーダーメード靴を作る「atelier simon」菅沼四文さんをはじめ、ミカンの木々から作られた灰による灰釉（はいぐすり）を中心にして青磁・練り込みなどによる食器・茶器などを製作している鈴木隆さん、洋服のリペア・リメークを中心に、キッチンウエアや雑貨などの製作活動も展開している「retouches（ルトゥーシュ）」瀬川佳名子さん、湘南を中心にライブペイントやイラストレーターとして活動をする小野舞さん。

　ほかにも、東京・青山のビンテージオーディオショップ「and up（アンドアップ）」で取り扱われている、1960～70年代に作られたデンマーク製とドイツ製の真空管ラジオを展示し、同展開催中は実際にその音を流している。

　同社の山形圭史社長は「今回のコラボ展は、当社の家具と相性がいいと思う作家さんをセレクトし、家具と自然な感じでの展示を行った。出展作品は、当社の家具と同様、気持ちの込もった繊細な手作り品ばかり。多くの人が実際に見て、触れて、生活に潤いを感じていただければ」と話す。　

　営業時間は9時～21時。来場者には、自家焙煎（ばいせん）「かさい珈琲」（藤沢市辻堂元町5）のコーヒーを提供するサービスも行う。開催は12月26日まで。

「collabore−コラボレ」