鎌倉・妙本寺山門内にある「Gallery Kaya」(鎌倉市大町1、TEL 0467-25-2669)で5月3日~6日、写真展「空を歩ける場所がある~中南米の日々~」が開催される。同展では、ウェブサイト「旅音」を運営する鎌倉在住の林澄里さんと林加奈子さん夫婦が11カ月にわたり中南米を旅して、撮影した作品を紹介する。
30代を過ぎた夫婦が仕事を辞め、2006年11月~2007年9月、メキシコやアルゼンチン、ブラジルなど中南米17カ国をバックパッカーとして旅した。旅中、自身のサイトで配信していた旅の記録が編集者の目にとまり、書籍「中南米スイッチ」(1,785円)が出版された。4月26日に発売された同書出版記念で行われる同展は、澄里さんが撮影した数万枚の中からセレクトした16点の写真と、旅中、心に響いた事を文章で紹介するもの。
自身が五感・六感で感じ取った人物や風景の写真を中心に、旅中に見つけた「アンティーク栓抜き」(アルゼンチン)や「ひょうたんガイコツ」(メキシコ)、「トルティージャ製造器」(メキシコ)などのユニークな雑貨や小物も展示する。
「学生時代からヨーロッパやアジアなど旅が好きでいろいろな国を見てきた」と話す林さん夫婦。「年をとってからでなく、『行きたい』という気持ちのある間に旅に出たかった。帰国後、旅の間に綴ったものが書籍となり、仕事を投げ打って旅に出たかいがあった。今までに見たことのない自然に触れたり、日本とは違う独特な町の雰囲気に触れたりして見聞が広まった」とも。一言「旅は行きたい時に行け」と。
開催時間は11時~18時(最終日のみ17時まで)。