鎌倉に日本支社を置くパタゴニア(鎌倉市小町1、TEL 0467-23-8970)は1月6日より、国内直営店全店で持ち帰り袋(レジ袋)のデポジット制の導入を開始した。
パタゴニア鎌倉店に切り絵作家の作品展示-「エンテンセン」で(湘南経済新聞)
国内の直営店は、鎌倉店を始め東京・目白店、渋谷店、大阪店、名古屋店など全15店舗。レジ袋利用の抑制と返却促進、マイバック持参を促すことを目的としている。
買い物の際にマイバックを持参していない場合、持ち帰り袋のデポジットとして100円を支払う。袋を利用した後、不要となり直営店に返却する際にデポジットの100円を返金する仕組み。この持ち帰り袋には、同社製品の流通段階で梱包材として使用されている低密度ポリエチレン素材のプラスチック袋をリサイクルした材料など、100%再生原料を使用。さらに返却された袋もリサイクルされる。
同社環境担当の篠健司さんは「弊社では、顧客はポジティブな社会変化を起こすパートナーと考えて従来からマイバックの持参を奨励してきたが、今回のデポジット制レジ袋の導入を通じて、必要なサービスの確保と同時にレジ袋の消費抑制と循環、マイバック持参率の向上を目指したい」と取り組みについての考えを話す。