日本画家・鏑木清方の作品が羽子板に-鎌倉の記念美術館で展示

開催中の「清方芸術 羽子板になる」

開催中の「清方芸術 羽子板になる」

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 鎌倉の小町通り近くにある鏑木清方記念美術館(鎌倉市雪ノ下1、TEL 0467-23-6405)で現在、「清方芸術 羽子板になる」が開催されている。

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 1878年生まれの鏑木清方は美人画や肖像画、庶民生活などを描いた近代日本画家で、1946年から鎌倉・材木座に在住。1954年の文化勲章を受賞した年に、同館のある雪ノ下に画室を設け、1972年に他界するまで雪ノ下で過ごしたとされている。

 今回の展示では、鏑木清方作の「明治風俗十二ヶ月」(1935年)を永井周山作が羽子板にした作品を展示。「かるた(1月)」「梅屋敷(2月)」など12カ月分の絵が、羽子板に再現されている。同館の学芸員は「正月というのは、日本人が日本の文化や伝統を再認識する機会だと思う。年配の来館者に昔を思い出し懐かしんでもらえたら、また若い方にとっては新鮮さがあると思うので、ぜひ見てもらえたら」とも。

 入館料は、大人=200円、子ども=100円。開館時間は9時~17時。2月1日まで。毎週月曜と1月13日は休館。第2・第4土曜には、13時30分から展示解説を行う。

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