鎌倉芸術館(鎌倉市大船6、TEL 0467-48-5500)で3月4日、ヨーロッパ映画の名作3本の上映会と、フリーアナウンサー徳光和夫さんの講演会が開催される。主催は鎌倉の市民団体「鎌倉同人会」。
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イベントは、ヨーロッパ映画の名作を数多く輸入・配給した川喜多かしこさんの生誕100年を記念し企画された。当日は「第三の男」(10時30分~)、「禁じられた遊び」(13時~)の上映後、熱烈な映画ファンである徳光さんが講演(14時45分~)を行う。その後「巴里(パリ)の空の下セーヌは流れる」(16時~)も上映。
川喜多さんは、戦前戦後を通じ数多くのヨーロッパ映画の名作を日本に紹介したほか、国際映画祭の審査員、フィルムライブラリー活動など国際人として映画の文化向上に大きな足跡を残した。1993年に85歳で死去した際、旧宅跡を鎌倉市に寄贈し、2010年には記念館が建設される予定。
鎌倉同人会は1915(大正4)年に設立。地元を拠点に活躍する文化人や経済人など約300人の会員で構成され、鎌倉の歴史的な風土や文化を守るためにさまざまな活動を行っており、鎌倉で最も古いNPO法人。事務局の小川さんは「川喜多さんに日本にもたらされた、何度見ても感動がよみがえる名作の上映に加え、おなじみの徳光和夫さんが映画への熱い思いを語る講演会は皆様のご期待にお応えできるものと思う」と話す。
チケットは、前売り=1,500円、当日=1,800円。同館のほか鎌倉市内の書店で販売している。