欧州最大手金融グループのHSBC(本社=英ロンドン)は4月17日、藤沢・片瀬西浜海岸で「環境美化活動を通じたCS体感型貢献の気づきプログラム」を実施した。湘南地域で清掃活動を行うNPO「環境応援団いっぽ」(足柄上郡開成町)との協業で、同行の新入行員を対象とした研修の一環。
きれいになった海岸で裸足でビーチアクティビティを楽しむHSBCの新入行員(関連画像)
同プログラムは、同行が世界で展開する気候変動問題に対する取り組む「HSBCクライメイトパートナーシップ」への理解・関心を深めることが目的。実際に海岸の清掃活動を体験することで、行員として果たすべき役割を認識し、行動に反映してもらうという。
当日は2009年度の新入行員11人が参加。迫り来る環境問題についての講義を受け、同海岸でビーチクリーン、ビーチコーミングを行った。拾ったごみを分析し、テーマを掲げてディスカッションした後は、きれいになった海岸でビーチフラッグス大会などの催し物も行われた。
「実際のアクティビティを通じて自然に触れて成長できたと思う」と話す新入行員の井ノ口さんは、「環境について考える良い機会になった。今後ビジネスにも活かしていきたい」と意欲を見せている。
同行の人事部人材開発担当部長の稲垣さんは「これをきっかけに少しずつでも何かを変える事ができるということを実感し、これから広がることに期待している」と話す。