湘南の老舗旅館「茅ヶ崎館」(茅ヶ崎市中海岸3)で7月11日、「活弁シネマライブ&湘南会席」が開催される。プランタン銀座が運営するカルチャースクール「エコールプランタン」(東京都中央区、TEL 03-3567-0077)が企画した。
エコールプランタン「夏の校外講座」の昼食は、湘南のブランド豚をメーンとした湘南会席「みやじ豚コース」(写真=イメージ)(関連画像)
会場となる「茅ヶ崎館」は、今年1月に国の「登録有形文化財建造物」として登録された1899(明治32)年創業の老舗旅館。講座では、同館を定宿とした日本映画の巨匠・小津安二郎監督の「生まれてみてはみたけれど」(1932年)を、各地の映画祭や国立近代美術館フィルムセンターなどでさまざまなアーティストとのコラボレーションを行っている活動弁士・佐々木亜希子さんの生のナレーションで鑑賞。その後、湘南のブランド豚「みやじ豚」や相模湾の魚介類、地元の有機野菜を使用した「湘南会席」を楽しみ、同館5代目館主の森浩章さんが茅ヶ崎の歴史と文化についてのレクチャーを行う。
「ハイセンスなライフスタイルを送る人々の避暑地として発展を続けてきた湘南。東京のトレンドシーンをリードしてきたアーティストや仕掛け人たちが、こぞって『湘南』に進路を求める傾向も顕著。そこから学ぶべき文化があるはずと、湘南の歴史とともに歩んできた『茅ヶ崎館』を会場に選んだ」と「エコールプランタン」担当の藤井明子さん。「湘南の魅力・文化について楽しく紹介するので、ゆるやかな湘南の1日を過ごしてほしい」とも。
開講時間は10時30分~14時30分。受講料は12,600円。