小田急電鉄(東京都新宿区)は7月21日より、臨時特急列車「湘南マリン号」を運行する。夏季の江の島・鎌倉方面の観光客需要に対応するもので、通常、江ノ島線へ乗り入れていないロマンスカー・MSE(60000形)を使用する。
運行は8月21日までの平日、小田急線「成城学園前」駅(往路=8時52分発・復路=17時32分着)~江ノ島線「片瀬江ノ島」駅(往路=10時9分着・復路=16時33分発)間の1往復。途中、「新百合ヶ丘」「相模大野」「大和」「藤沢」駅に停車する。
同列車は、8月3日~7日の往路を、冷房時の車内温度を通常より1~2度高く設定し、利用客にアンケート形式のクールビズ体感調査を実施する「クールビズトレイン」として運行する。環境省の「チーム・マイナス6%」が特別協力する試験的取り組みで、省エネ車両の導入や、カーボンオフセットを導入した割引周遊券を発売するなど「環境負担の少ない公共交通機関の利用促進」を通じた地球温暖化対策に努める同社の活動の一環。
同電鉄CSR・広報部の三川真一さんは「今年は新たに『クールビズトレイン』を導入した。こうした取り組みを通じて、お客さまに地球温暖化問題について考えていただく良い機会になれば」と話す。