鎌倉・御成通りに7月8日、スペインや南米などラテン諸国の料理を提供するスペインバルを模したカフェバー「鎌倉美学」(鎌倉市御成町8、TEL 0467-22-2233)がオープンした。
カウンターにはBARメニューが並び、店内にはラテン料理の香りが漂う
オーナーのアルバレス湊万智子さんは、鎌倉ケーブルコミュニケーションズ(大船6)勤務時代に鎌倉芸術祭などのイベント企画を手掛けてきた。そこで培った地元のネットワークを生かし、「スペインの熱気あふれる人々や町の雰囲気をイメージして、地元の人々が気軽に立ち寄れるコミュニケーションの場を作りたい」と開業を決意した。
席数は20席。店名は、「鎌倉にはこだわりや美学を持って住んでいる人たちが多い」ことから「鎌倉美学」と名付けたという。内装は、ワークショップ仲間とともにカウンター周りの壁面を、バルセロナをイメージした赤で塗り、テーブル席側には憩いの場をイメージしてグリーンの背景にハスの花を描いた。
ランチには、スペインや南米のペッパーを使ったチキングリル(750円)やカレー(700円)を、バーメニューには切りたての新鮮な生ハム(500円)のほか、ケーキ型に固めたペルーのポテトサラダ(400円)、マッシュルームのオイル煮(400円)などのタパスをカウンターに並べ、提供する。「マクロビオティックでも使われる雑穀や自然素材を使って、おいしく体に優しい料理を心掛けている」とアルバレスさん。「子ども連れの方のためにも価格を低く設定しているので、友達の家を訪れる感覚で来店してほしい」とも。客単価は700円~2000円。
週末には音楽や絵の展覧会などを随時開催していくほか、今秋には店内の一部をラジオブースとして使い、鎌倉FM放送(由比ガ浜3)の情報を発信する予定だという。
営業時間は11時30分~21時。