茅ヶ崎市観光協会(茅ヶ崎市新栄町)が昨年12月24日から実施している宝探しイベント「C-1グランプリ in 茅ヶ崎」の参加者が、開始から20日足らずで3,000人を超える盛況ぶりをみせている。
同イベントは、冬場の観光客誘致を目的に市南部のサザンビーチエリアを舞台に初開催されている謎解き宝探しゲーム。江ノ島エリアで同種のイベントに実績があるラッシュジャパン(東京都港区)に企画・監修を依頼。イベント名は例年人気となっているお笑い番組名をもじって名付けた。
ゲーム概要は、市観光案内所や茅ヶ崎駅などで配布する宝の地図(参加リーフレット)に書かれた暗号を解読しながらヒントを集め、市内に隠された宝箱を見つけるもの。4つのヒントを集めて宝箱の中に隠されたキーワードを市観光案内所に報告すると、先着3,000人にサザンビーチのシンボル「茅ヶ崎サザンC」のモニュメントをモチーフにした「サザンリング」をプレゼントするが、1月11日までの累計参加者数が3,030人に達し、既にサザンリングの配布は終了。今後は発見者カード(サザンリング印刷)、茅ヶ崎オリジナルグッズの配布を予定する。発見者の中から抽選で当たるハワイ旅行や自転車、茅ヶ崎オリジナルアロハシャツなどには応募できる。
「静かなブームとなっている宝探しゲームを開催することで、1年を通じて観光客を誘致するだけでなく、市内を巡るというスタイルから観光客の滞在時間の増加につなげ、観光振興と産業の活性化を目指したい」と同市観光協会。広報担当の亀田みどりさんは「県内外の参加者数の内訳など詳細は現在集計中だが、山形、三重、大阪などからの参加者もある。参加者からは『本当の宝探しをしているようで楽しかった。来年も参加したい』『茅ヶ崎の良さを再発見できた。今後は山側でも実施してほしい』などの声が寄せられている」という。
参加無料。小学生以下は保護者同伴。2月28日まで。