茅ヶ崎駅南口近くに1月7日、炭火七輪で味わうホルモン焼き専門店「マツチヨ」(茅ヶ崎市幸町3、TEL 0467-85-7888)がオープンした。
開店前に必ず腕立て伏せを200回して仕事に入るという店主の滝山さん
店舗面積は約12坪。カウンターと座敷を合わせた席数は25席。同店は1階に居酒屋「炭火焼 とり介」が入るビルの2階奥にある。店名は、店主の滝山稔さんの長年の趣味が体を鍛えることであることから、「マッチョ」をもじって「マツチヨ」と名付けた。
「もとは茅ヶ崎の不動産会社でサラリーマンをしていた」という滝山さんだが、約20年前に初めて本格的なホルモン店に行ったことがきっかけで、ホルモン焼きの食べ歩きを開始。「その中で出会った店の活気ある雰囲気と料理に感動し、茅ヶ崎駅の近くにもこんな店があったら」と、脱サラして自分で店を出すことを決意。「みそダレの味にほれ込んだ」という厚木の「ホルモン亭大ちゃん本店」で2年近く修業を積み、同店オープンにこぎ着けた。
厚木の食肉センターで直接仕入れるホルモンメニューはシロ、カシラ、タン、ハラミ、ナンコツなどの定番が480円。ほかに、さっぱりした梅タレで食べる「牛梅カルビ」(780円)、仕入れにより提供できない日もあるというが豚の胃袋「ガツポン」(480円)、「漬けコブクロ」(480円)などのメニューも用意する。酒類も豊富で、焼酎は芋・麦・黒糖・そばなど20種をそろえ、焼き芋のような甘い風味が特徴の芋焼酎「幻の露」(480円)、麦の香りが豊かな「どぎゃん」(480円)などを提供。梅酒は「鶯宿梅酒」(450円)、「あの頃の梅酒」(480円)など6種類を用意する。客単価は2,000~3,000円。
滝山さんは「B級グルメで全国に知られる厚木の豚ホルモンは、高座豚などいい豚舎の内臓が集まってくるだけにとにかくうまい。開店から2カ月弱だが、月3~4回訪れるリピーターや昨今のコラーゲン人気で女性客も多い。ここに来ると元気になれる、そんな店を目指したい」と話す。
営業時間は18時~23時(月曜は19時から)。