中田英寿さん、12年ぶりに古巣ベルマーレでプレー-J1昇格記念試合で

12年ぶりに平塚のピッチでプレーした中田英寿さん。現役時代を思わせる華麗なプレーで観客を魅了した。

12年ぶりに平塚のピッチでプレーした中田英寿さん。現役時代を思わせる華麗なプレーで観客を魅了した。

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 好天に恵まれた平塚競技場(平塚市大原)で2月20日、湘南ベルマーレの11季ぶりのJ1昇格を祝う記念試合が行われた。

湘南ベルマーレの反町監督も積極的なプレーを見せた

 どよめきや笑い声が沸き起こる和やかな雰囲気の中、小島伸幸さん(GK)、アマラオさん(FW)、洪明甫さん(DF)らからなるベルマーレ歴代OBチーム「We’re back F.C.」と、ベルマーレ出身で欧州でも活躍した中田英寿さん率いるチーム「TAKE ACTION F.C.」が対戦。元Jリーガーで構成された同チームからは、前園真聖さん(MF)、北澤豪さん(MF)、名良橋晃さん(DF)らが出場した。

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 中田さんは前半、自身が一年前に発足した財団法人「TAKE ACTION FOUNDATION」(渋谷区)の活動の一環として、ハイチ地震を支援する黄色いユニフォーム姿で登場。後半は、ブルーとライトグリーンのベルマーレカラーに身を包んだOBチームでプレー。切れ味とスピードのあるゴール前への「キラーパス」、視線とは逆方向に出す「ノールックパス」など、現役時代をほうふつとさせるプレーで、観客1万3,800人が埋め尽くすスタジアムを沸かせた。また湘南ベルマーレ監督でもある45歳の反町康治さんも「OB選手」として登場し、積極果敢なプレーで場内を盛り上げた。「試合をニュースで知って初めて競技場に来た」と話す藤沢市の小坂則裕さんは、サッカーを始めた息子の結将くん(5歳)と来場。「中田のプレーや場内の雰囲気に圧倒されました」と初観戦の感想を話した。

 同試合では、湘南ベルマーレと「TAKE ACTION FOUNDATION」の共同プロジェクトとして、世界の子どもたちに使用済みサッカーボール送る活動や、ハイチ地震を支援する募金箱の設置、「TAKE ACTION HAITI」グッズの販売なども実施。グッズ売上の一部はハイチ復興支援のために寄付される。

 12年ぶりに同競技場でプレーした中田さんは試合後、「ベルマーレというのは僕がプロを始めたチームであり、ベルマーレでなければ今のキャリアはなかった。ピッチからの景色や、ロッカールームから出ていくときの情景は今でも記憶の中にあり、非常に懐かしく感慨深い。昔と変わらない声援を聞きフラッシュバックした」と話した。古巣のJ1昇格については「旋風を起こしてほしい。自分もフォローしていきたい」とエールを送った。試合は2-1で中田さんのチームが勝利。日本サッカー協会会長の犬飼基昭さん、ハイチ駐日大使ジャン・クロード・ボードさんも観戦した。

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