江ノ島電鉄江ノ島駅から徒歩2分、玉屋ようかん本店に隣接するギャラリーT(藤沢市片瀬海岸1、TEL 0466-22-4057)で現在、バレエダンサーでアーティストの「マラト・シェミウノフ個展」が開催されている。
長身を生かした華やかな演技で知られるマラト・シェミウノフさん
1983年、ロシアのサンクトペテルブルグに生まれたシェミウノフさんは、170余年の歴史をもつ名門「レニングラード国立バレエ団」のプリンシパル。195センチメートルの長身を生かした「華のある演技」で知られ、「白鳥の湖」「海賊」などのレパートリーをもつ一方、ドローイングを中心とした絵画を描くアーティストとしても活躍。同ギャラリーオーナー・依藤奈奈さんもアーティストで、バレリーナの妹をもつことなどから、シェミウノフさん本人の希望で同ギャラリーでの個展開催に至った。
作品は筆を使わず先端をとがらせた竹と指で描く作風が特徴で、今回は日本の墨絵に影響を受け墨で描いたドローイングを展示。「ダンサーである故、体を使って描く絵は動きがあり躍動感に満ちている。マラトが言うには『踊ることと描くことは一緒であり、切り離せないもの』」と依藤さん。「今年1月に開催した個展が好評で再展示を決めた。はるばるサンクトペテルブルグから作品を運んだこともあり、年内はほかの展覧会の合間は彼の作品を展示する予定」と話す。
作品点数は、シルクスクリーンパネル9点、額入りオリジナル11点。価格はパネル=4万円、額入りオリジナル=7万円。オリジナルマグネット400円の販売も行う。
開館時間は10時~18時。木曜定休。3月17日まで。