北鎌倉・浄智寺参道奥にある古民家ワークスペース「たからの庭」(鎌倉市山ノ内、TEL 0467-25-5742)で4月25日、神奈川県内の農家の野菜や手作り雑貨などを販売する1日限定手づくり市「ぬくぬくの輪」が行われる。
「野菜や雑貨など、土地の風習や個性が反映された品物を大事にし、大量生産で生まれた商品にはない手作りの良さ、生産者や作家の思いや、物が生まれる環境を守りたい」と、農業関連に従事する県内在住3人のユニット「耕し隊」が数年前より計画し、今回初の開催に踏み切った。
参加するのは、イベントの趣旨に賛同した県内中心の作家23人と農家2軒。農家からは、たけのこや西谷ネギ、ニンジン、大根などの旬の野菜が並ぶ。手作り雑貨には、「刺しゅう小物」やあずま袋などの「手ぬぐい雑貨」と、カトラリーや皿の「木工小物」、カエルや花といった「ガラス創作品」、刺し子や竹細工品、中津箒(ほうき)、シルバーアクセサリー、版画や文具品など。
野菜や雑貨以外に、キッチンガーデンの宮川園さんによる「一日カフェ」も併設し、旬な野菜と米を使った「けんちん汁」や「おにぎり」、「抹茶ラテ」「ほうじ茶ラテ」などのメニューを提供。このほか、同ワークスペース内に創作和菓子店「手毬」を持つ御園井裕芙子さんによる「和菓子」、週末限定ショップ「やきいも日和」による「つぼ焼きの焼き芋」なども出店する。「顔の見える売買、思いをつなげる売買を実現し、その温もりを未来につなげたい」と耕し隊・綾部さんは話す。
同イベントは今後、畑や里山などの場で定期的に開催していくほか、農業体験イベントなども実施していく計画だという。
営業時間は10時~17時。入場無料。