岡田監督に地元逗子から市民栄誉賞-「逗子は癒やされる帰りどころ」

贈られたガラスの盾を手に記念撮影で笑顔を見せる岡田監督。左は平井竜一逗子市長

贈られたガラスの盾を手に記念撮影で笑顔を見せる岡田監督。左は平井竜一逗子市長

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 逗子市は7月21日、サッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で日本代表を率い、自国開催以外で初の16強入りに導いた同市在住の岡田武史監督に市民栄誉賞を贈った。

中田英寿さんのエピソードも交えながらサッカーがうまくなるコツを話した岡田監督

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 同賞は条例などでの位置付けや規定はないが、「市民に勇気と感動を与え、素晴らしいチームワークと日本の誇りを全世界に示した」として平井竜一市長の意向で新設。岡田監督の出身地である大阪府や大阪市からも表彰を受けているが、岡田監督によると「最も早く表彰の話を届けたのは逗子市で、市長自ら足を運んで知らせてくれた」という。

 逗子文化プラザさざなみホール(同市4)で開かれた贈呈式には市長、市議会議長、市体育協会会長らのほか、市内の少年サッカーチームや市立中学校サッカー部の生徒約50人が参加。市長から賞状とガラスの盾を贈られた岡田監督は「逗子はわたしにとって『帰りどころ』。(試合に)勝ったときだけでなく、負けたときや批判されたとき、逗子に帰ってくるとほっと癒やされる。逗子の家で酒を楽しむことが一番のストレス解消法です」とあいさつ。今後については、「今は無職でこれから先何をするかわからないが、わたしにサッカー以外のことでできることはそんなにない。サッカーで市に還元できることがあれば」と市への協力を申し出た。

 参加した中学生には、サッカーがうまくなるコツとして「サッカーが好きで好きでしょうがないくらい好きなること」「言われたことをするだけでなく自分で工夫して考える」「夢や希望をもつ」の3点を挙げ、「この中から日本代表選手が出ることを期待しています」と激励。贈呈式に参加した久木中学校3年サッカー部の古川光児さんは「格上とされるチームに勝利した岡田監督の采配(さいはい)はすごかった。高校に入ってからも夢を忘れずにサッカーを続けていく」と式典参加の喜びを話した。

 同市によると、岡田監督は15年ほど前から逗子市に居住しているという。

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