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鎌倉で「震災銭湯」のお話会-地域コミュニティー活性化図るカフェで

店舗は由比ガ浜通りの下馬と六地蔵のほぼ中間に立地

店舗は由比ガ浜通りの下馬と六地蔵のほぼ中間に立地

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 鎌倉・由比ガ浜通りの「mowa(もわ) Kitchen studio+cafe」(鎌倉市由比ガ浜1、TEL 0467-22-1414)で10月21日、鎌倉に新しい銭湯を作る構想についてのお話会が開かれる。

店の裏には約50坪の裏庭と畑が広がる

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 開催は、店主の鈴木大輝さんがツイッター上で見かけた、震災銭湯についてのつぶやきがきっかけ。講師は「鎌倉に震災銭湯をつくる会」の代表で同市在住の岩井健作さんが務める。阪神淡路大震災から16年目となる今年1月17日に発足した同会は、震災時に救援拠点となる「震災銭湯」の設置を推進する市民団体。大震災の際に神戸で被災した岩井さんが、震災時に心身を癒やし、地域コミュニティーの場となる銭湯の役割の大きさを感じ活動を開始。9月には設置を求める8000人以上の署名を市長に届けている。

 市環境部との協働による「かまくらゴミ合同チーム」や「イマジン 脱原発行動チーム」などの寄り合いも開かれている同店は、「自分が生まれ育ち、子どもを育てていく鎌倉の町のコミュニティーの一角を担いたい」と、鈴木さんが2年がかりで見つけた物件。6月にオープンした。1階はキッチンスタジオを兼ねたカフェ(約13坪)、10畳・8畳の和室を備える2階、約50坪の裏庭と畑は古民家コミュニティースペース「わいわいハウス」として活用する。

 「ちょっと話をしにお茶でも一杯と、気軽に寄ってもらえるようにカフェにした。キッチンスタジオは、誰かと料理を作り食卓を囲むことに最高の喜びを感じること、食にまつわるコミュニティー作りにつなげたいとの思いから併設した」と鈴木さん。今月より第1・第3水曜に昼夜2部制で料理教室を開始(11月2日=豆もやしの炊き込みご飯・サムゲタン・カブのナムル、同19日=チャプチェ・干しダラのスープを予定)。メニューは、鈴木さんの祖父が戦時中に来日し戦後鎌倉に転居した韓国人で、幼少時より韓国料理や食道楽の祖父母、両親の料理を食べて育ったことから決めたという。

 鈴木さんは「銭湯は地域住民の憩いの場であり、お互いの顔を見せ合うコミュニケーションの場でもある。減りゆく銭湯を憂うだけでなく、新しい銭湯を作るムーブメントを起こしていきたい」と話す。「カフェではおいしくて体にやさしいメニューを用意しているので、食事とともにスパイスの利いた会話を楽しんでほしい」とも。

 お話会は15時30分~。入場無料。カフェの営業時間は月曜・木曜11時~15時、金曜~日曜11時~22時。水曜は料理教室。火曜定休。

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