茅ヶ崎ラスカ(茅ヶ崎市元町1、TEL 0467-87-2801)6階サロンで1月14日、現代箏曲の演奏家2人によるフリーコンサート「琴デュオ」が開かれる。
毎月第2土曜に無料で開かれてきた同コンサート。「新年を祝う年頭には、着物で演奏する日本の伝統音楽がふさわしいと、今年初めて箏によるコンサートを企画した」と茅ヶ崎ラスカ営業部販売促進課の皆川絵美さん。演奏は、現代箏曲の第一人者である沢井一恵さんに共に師事する山野安珠美さんと小林真由子さんが披露する。
山野さんは、欧州・アジア・中南米など20カ国以上の海外公演経験を持ち、ジャンルの異なる演奏家との共演や舞台音楽の制作、テレビ・ラジオ出演など、邦楽の世界にとどまることなく幅広い活動を展開。出張公演やワークショップを行うなど邦楽の普及にも努める。
7歳で生田流箏曲を始めた小林さんは津田塾大学文学部英文科卒業後、沢井一恵さんの内弟子に。舞踏家や作曲家とのコラボレーションや映像や舞台で箏演奏指導を行うなど、子育てと両立させながら幅広い活動を行う。
曲目は、凛(沢井比可流)、五段砧(光崎検校)、ガボット(ゴセック/大平照美編)、愛のあいさつ(エルガー/大平照美編)、春の海(宮城道雄/佐藤義久編)などを予定し、「小さな子どもから年配者まで幅広い世代が楽しめる」という。
皆川さんは「誰でも気軽に鑑賞できるコンサート。買い物や食事の合間に、新年にぴったりの琴が奏でるハーモニーを楽しんでほしい」と話す。
開催は13時30分~、15時~。各回40分。入場無料。