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平塚ラスカに移動販売車「離島キッチン」が出店-7月末までの期間限定で

隠岐の新鮮なスルメイカを使用した「寒シマメ漬け丼」

隠岐の新鮮なスルメイカを使用した「寒シマメ漬け丼」

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 JR平塚駅に直結するステーションビル平塚ラスカ(平塚市宝町1)に今月から、期間限定で「離島キッチン」が出店している。同店はもともと、島根県隠岐郡海士町(あまちょう)が運営し、全国各地の離島の名品を提供する移動販売車。実店舗出店を実現するための布石として、7月末まで営業する。店舗面積は約35坪で、席数は36席。

「離島キッチン」の外観

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 キッチンカーを利用し、2009年10月から東京、横浜、千葉を中心にケータリングやイベント出店などを続けている「離島キッチン」。企画したのは、秋田県出身でテレビ制作会社や広告制作会社に勤務していた佐藤喬さん。海士町観光協会が全国から公募で集めた「行商人」(=海士町スタッフの一員として島をPRするため都会を拠点に活動する営業マン)の一人で、現在は同観光協会職員でもある。

 佐藤さんと一緒に、ラスカ店を切り盛りするのは店長の石塚将武さん。同じく「行商人」の一人だが、自身は海士町出身。15歳で島を出て東京でサラリーマンをしていたが、今回の公募で再び町に関わることになった。「実店舗出店を目標に、今回を関係者へのアピールの場にしたい」と意気込む。いずれは、「離島」をテーマに自主制作映画を撮りたいという夢もある。

 フードメニューは、寒シマメ漬け丼(海士町、1,080円)、小豆島キーマカレー(香川県小豆島、1050円)、「奄美鶏飯」(鹿児島県奄美大島、1,360円)、「レモンポーク丼」(愛媛県岩城島、1,150円)、島の地鶏盛り合わせ(1,280円)など。サイドメニューは、サザエのつぼ焼き(海士町、680円)、パパイヤ漬け(鹿児島県沖永良部島、380円)など。ドリンクは、野草健康茶・ふくぎ茶(海士町)、小豆島オリーブサイダー、小笠原ラムコーヒー(以上400円)、日本酒・真野鶴(新潟県佐渡島、1合650円)、レモンサワー(愛媛県岩城島、480円)など。

 店で使う食材や調味料は販売も行う。「まずは食べ物から離島の魅力を知ってほしい。島に興味を持つきっかけになれば」と石塚さん。

 営業時間は11時~22時。

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