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茅ヶ崎の住宅街にベーグル専門店-自宅に工房兼店舗を構えリニューアル

みずきの住宅街に開業した「まるなかベーグル」。庭の枕木を再利用したウッドデッキは義晴さんが手掛けた

みずきの住宅街に開業した「まるなかベーグル」。庭の枕木を再利用したウッドデッキは義晴さんが手掛けた

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 茅ヶ崎市北部の新興住宅地「みずき」に2月16日、本格的なアメリカンベーグルを提供する「まるなかベーグル」(茅ヶ崎市みずき1、TEL 0467-54-2525)が実店舗を構えリニューアルオープンした。

「本格的なアメリカンベーグルのおいしさを知ってほしい」と中夫妻

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 「米国大学在学4年目にして初めて出合ったベーグルのおいしさに感動」した中淑子さんが、ずっと心に温めてきた夢をかなえ開いた同店。大学卒業後は金融や貿易関係の仕事に従事してきたが、2008年のリーマンショックや結婚を機に、それまでの仕事内容や働き方をあらためて見つめ直した中さん。雇われて働くのではなく、「これからは自分で何かを始めたい」との思いが、かねてから同じ気持ちを抱いていた夫の義晴さんと一致。車部品メーカーのエンジニアだった義晴さんもパンを焼く趣味を持つほどのパン好きだったことから夫婦で話し合い、「基本となるプレーンベーグルをおいしく作ることができれば、バリエーションを広げることができる」とベーグル専門店の開業を決意した。

 通信教育の製パンコースや行きつけの店での修業を経て、2010年4月に自宅のバイクガレージを改装しベーグル工房をオープン。約1.5坪のスペースからインターネット販売のみでスタートし、曜日限定の販売会などを経て念願の実店舗オープンにこぎ着けた。庭に増築して設けた工房と店の店舗面積は約6坪。

 ベーグルの基本素材には、高タンパクで灰分の多い小麦粉レジャンデール、血糖値の上下が緩やかでオリゴ糖を多く含むてんさい糖、白神山地の腐葉土から分離・選抜した野生酵母「白神こだま酵母」を使用。保存料・香料などは無添加で「小麦本来の甘みやうまみ、もっちりした食べ応え、かめばかむほど味わい深いのが特徴」という。

 定番商品は、プレーン(200円)、全粒粉、くるみ、オレンジピール(以上210円)、ブルーベリー(250円)など8種類。オーダーを受けてから作る店舗限定メニューとして、タマゴ、ツナ、カボチャの各サラダ(以上300円)、ペッパーチキン(400円)、エビアボカド(450円)などの手作りフィリングやクリームチーズ(プレーン、ラムレーズン、アップルシナモン=200円)を挟むサンドイッチも提供する。

 「まずはベーグル本来のおいしさを楽しんでほしい。なじみのない人にはいろいろな食べ方を提案し、ベーグル文化を広めていきたい」と中さん。「3年後の目標はベーグルカフェ。多店舗でなくても主要都市に店を出せたら」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休。

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