つくだ煮販売のほか飲食店を併設する「宗達」(鎌倉市由比ヶ浜1)が6月9日、従来のアイテムに加えてダシの販売、ダシ教室などを展開する「神宗(かんそう)鎌倉店」としてリニューアルオープンした。
大阪で1781年に創業した老舗つくだ煮屋が2007年にオープンした同店。鎌倉では商品を使った料理も知ってもらおうと、つくだ煮販売に加え食事も提供するカフェを始めた。リニューアルでダシの販売にも乗り出すほか、「朝粥」(1,800円)や「宗達御膳」(4,000円)を提供する完全予約制の「南の間」に加え、新しく「北の間」を改装し、家庭でも簡単に再現できる商品(ダシ・つくだ煮)を使った料理を提供する。メニューは「行平膳)(1,800円)、「鮪の漬け丼」(1,500円)。
「和食の根幹であるダシを知ってもらうために、ダシ教室や料理教室、食のセミナーを行えるようホールにキッチンカウンターを入れ、食事フロアを拡張しフリーで食事できるスペースを用意した」と話すのは、同社社長の小山鐘平さん。
「つくだ煮とダシを使って家庭の食生活を豊かに提案できる店にしたかった。弊社の商品や食事、ダシ教室などを体験して家庭で料理を作ってみようと思ってほしい。家庭の食が豊かになる手助けをできる店にしたい」とも。
営業時間9時30分~18時。火曜・水曜定休。7月のダシ教室は、6日・7日・20日・21日。参加料は2,000円(要予約)。