大磯町立国府小学校(大磯町月京)で12月23日、開校140周年を記念した講演「アーサー・ビナードさんの話 を聞こう」が開かれる。
1873(明治6)年、生沢東昌寺に「思文館」として開校。1878(明治11)年に現在地に移り、1892(明治25)年に国府小学校と改称。毎年11月に行う「ふれあいバザー」が地域の名物行事になっている。開校140周年を記念して行う講演は2部構成。第1部は低学年向け「でっかいウソの見つけ方」。第2部は高学年向け「今ニモマケズ ~なにを勉強したら生き残れるか~」。児童に「自分の目で見て、自分の頭で考える」ことの大切さを教えたいのが狙い」という。
ビナードさんはアメリカ出身。日本に滞在して23年目を迎え、日本語での詩作や翻訳のほか、エッセーや絵本の執筆、ラジオパーソナリティー、テレビ番組への出演など「言葉の達人」として幅広く活動。詩集「釣り上げては」で中原中也賞を受賞、絵本「ここが家だベンシャーンの第五福竜丸」で日本絵本賞を受賞するほか、日本各地で年間100回を超える講演を行っている。今回の講演会では、新たに出版した絵本をもとに命の大切さを語る。
「今年6月にビナードさんの講演を聴いて素晴らしいと感じたので、その感性をぜひ、子どもたちにも伝えてほしいと願って依頼した」と同校PTA会長の浅井嘉彦さん。「特に大磯・二宮の在住の親子に来てもらいたい」とも。
開場13時、開演13時30分。申し込みは同校の鹿野教頭まで(TEL 0463-71-0400)。