藤沢の遊行寺(藤沢市西富1、TEL 0466-22-2063)で4月21日から、「遊行寺春季開山忌法要」が行われる。
春季開山忌は、同寺を開山した遊行四代他阿呑海上人の命日にちなんだ法要。期間中、さまざまな法要が行われるが、法要に花を添える稚児行列のほか、施餓鬼法要や放生会など普段では参列できない法要も行われる。
23日には踊り念仏も。時宗宗祖一遍上人は、念仏と出会った喜びを表現するために行われたのが踊り念仏のルーツとされる。この踊り念仏は各地で行われ、それが定着し現在の盆踊りになったといわれる。
時宗の総本山で藤澤山無量光院清浄光寺が同寺の正式な名前だが、時宗の法王が遊行上人ということから通常遊行寺と呼ばれている。遊行寺の門前町として生まれた藤沢は、藤澤山の山号が町の名となり、東海道の宿場町に発展し、今の藤沢市となった。
「最近は、若い世代のお参りが増えている。一人でも多くの人に参拝してほしい」と時宗宗学林学頭の長澤昌幸さん。
今月24日まで。