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逗子で「流鏑馬」と「武者行列」-稚児行列も

過去の逗子海岸流鏑馬の様子

過去の逗子海岸流鏑馬の様子

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 逗子海岸で11月17日、「第22回逗子海岸流鏑馬(やぶさめ)」と「第16回武者行列」が行われる。

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 当日は、亀岡八幡宮から逗子海岸まで甲冑(かっちゅう)を着た武者等による武者行列が行われ、逗子海岸では疾走する人馬一体の伝統武芸・流鏑馬が観覧できる。

 鎌倉幕府の行事記録である吾妻鏡(あづまかがみ)によると、小壺(つぼ)の海辺で弓馬の達人を集めて、流鏑馬と比較してより実戦的といわれている「笠懸(かさがけ)」を行った記録があり、さらに終戦当時には、逗子なぎさホテルに進駐していた米軍に流鏑馬騎射を披露したことをきっかけに、1948(昭和23)年・1949年(同24年)に逗子海岸で、日米親善流鏑馬騎射会が行われた。こうした逗子と流鏑馬の深い関わりを元に逗子市商工会では約800年前に行われた「逗子流鏑馬」を再現させ、市民に往時の伝統武芸を見てもらい、「美しいなぎさづくり」と「新しい生活文化圏の創造」につなげようと1992年より同行事をスタートした。

 「今年は、総大将が初めての女性大将で、逗子市議会議長の塔本正子さんが務め、稚児行列が例年30人に対して、過去最大の約60人となっている。子どもから大人まで楽しめるイベントとなっているので、より多くの方のご来場を」と、同市商工会会長の湊屋孝之さん。

 10時20分から亀岡八幡宮で出陣式が行われ、その後中央商店街から逗子開成学園を通って、銀座通りで献上式が行われる。さらに銀座通りで稚児行列と合流し、逗子海岸から市役所へと続く。流鏑馬は、13時から14時50分まで、逗子海岸で行われる予定。

 問い合わせは、流鏑馬実行委員会(逗子市商工会内、TEL 046-873-2774、平日9時~17時)。

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