慶大の研究室が渋谷に限定カフェ-「ユビキタスおもてなし」を実践

展示メニューより「Caffe MacchiARTo」

展示メニューより「Caffe MacchiARTo」

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 慶応大学院湘南藤沢キャンパス安村研究室は3月14日より、お茶の水女子大学椎尾研究室と合同で「カフェ展~ユビキタスでおもてなし」を開催する。会場は、東京・渋谷のギャラリールデコ(TEL 03-5485-5188)。

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 Web2.0やSNSなど新しい形での情報の発信・共有をできるようになりつつあるなか、同研究室では人と人、人とコンピューターの関わりかたをデザインするインタラクションデザインの研究を行なっている。今回は「カフェ」という場での新しいインタラクションデザインの試みに挑戦するという。期間中は、実際にカフェを経営する形で、最新の情報技術を駆使した「おもてなし」を提供し、同時に専門家を招いてトークセッションを行う。

 作品の展示方法は、「ジャンル別にカップがあり、例えばスポーツのカップにコーヒーを入れると、スポーツニュースが机に投影される」「カフェにいる他の客のファッションを撮影し、それを自分のファッションの参考にできる」などさまざま。こうした「サービス」がカフェのいたる個所に埋め込まれており、来場者はコーヒーなどを飲みながらその「サービス」を実際に体験するという内容。

 同研究室の福井進吾さんは「一般的に情報技術は冷たいというイメージがあるので、温かさを感じられる場を提供したいと考えた。今回は情報技術を活用した今までにないカフェを作り、カフェの雰囲気にマッチしたお絵かきツール『Caffe MacchiARTo』(カフェ・マキ「アート」)の体験などさまざまなサービスで『おもてなし』するので、ぜひ立ち寄ってほしい」と話している。

開催時間は11時~19時(16日は20時まで)。入場無料。3月17日まで。

カフェ展

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