鎌倉の由比ガ浜公会堂(鎌倉市由比ガ浜2)など3会場で5月30日、本をテーマにしたイベント「ブックカーニバル in カマクラ2015」が開かれる。
2012年6月に始まった同イベントは今年で4回目。当初は1会場だったが、徐々に規模を広げ、鎌倉の町巡りをしながらブックハンティングを楽しむイベントとして定着した。古本市には鎌倉在住以外にも北は仙台から南は静岡まで、さまざまな人が出品している。昨年は悪天候にもかかわらず1600人の来場者があったという。
第1会場の由比ガ浜公会堂と第2会場の「古民家スタジオ・イシワタリ」(長谷1)では「一箱古本市」を開催するほか、第3会場のカフェ&ギャラリー「vuori(ブオリ)」(同)では鎌倉市立図書館所蔵の鎌倉文士の本を展示する「鎌倉文士のC'mon c'mon!Carnival(カマカマ・カーニバル)」を行い、日頃は書庫に収められている総勢33人の作家の53作品、48冊を紹介する。
「古民家スタジオ・イシワタリ」では、本の作り手と読み手の心がつながる「本談会」を開催(有料、予約制)。「本はどのようにして作られるのか」をテーマに、作家、編集者、発行人など、鎌倉に縁のある「本」の作り手を招いて、本作りに込められた思いを聞く企画となっている。
そのほか、子どものための「おはなし会」や劇団員による「大人の朗読会」、特製エコバッグをプレゼントするスタンプラリーも行う。
同イベント実行委員会代表で「books moblo」店主の荘田賢介さんは「本が好きな人も、そうでない人も、大人も子どもも、面白そうと思って来てくれた人が多種多様な方法で本を楽しむことができるきっかけになれば」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時~夕方(古本市は16時、本談会は17時まで)。