藤沢市江ノ島島内にある観光施設「江の島サムエル・コッキング苑」(藤沢市江の島2)で11月16日、能登支援のチャリティートークイベント「珠洲の話をしようよ、江の島で ~民話編~」が開催され、昼夜2回の公演で計145人が来場した。
イベント「珠洲の話をしようよ、江の島で ~民話編~」の開催の様子
同イベントは、藤沢市を拠点に活動する建物を持たない劇場「ランドスケープシアター」と、珠洲市で朗読劇を上演してきた「さいはての朗読劇」とのコラボイベント。今年1月に起きた北陸震災、9月に起きた豪雨災害に対する教育文化芸術面への被害に対するチャリティー支援を目的に公演を行った。
公演は、13時から開催する昼の部と、17時から開催する夜の部の2回行われ、各回70人の定員が満席に。会場の所有者である江ノ島電鉄の関係者や市関係者なども訪れた。寄付金額は53万6,147円が集まった。
同シアター主宰で、発起人の木津潤平さんは「劇場とは立派な施設のことではなく、観客と物語が出会う場所のこと。今回は能登の災害と向き合う人々を思う、という物語を、ここもまた『さいはて』である江の島という特別な場所で、たくさんのお客さまと共有することができた。この企画は単発で終わらせずに今後も継続していきたい」と話す。