鎌倉・由比ガ浜に6月8日、ペットライフ全般をサポートする専門店「ANELA pls.(アネラ ペットライフサポート)」(鎌倉市由比ガ浜2、TEL 0467-61-3910)がオープンした。
犬連れの地元住人や観光客をターゲットにしたセルフウォッシュルーム(関連画像)
店名の「ANELA」はハワイ語で「天使」を表し、「pls」は「Pet Life Suppourt」の略であるとともに、英語で「楽しませる」「喜ばせる」との意味を持つ「Please」の略でもある。
オーナーは、同店を運営するRise factory代表の西久保大道(だいどう)さん。もともと飲食店のコンセプトやメニューなど、店舗開業に関するすべてをコンサルティングする店舗プロデュースの仕事をしてきたが、1年前に初めて愛犬を迎えたことを機に出会った「犬に関する有識者」のパートナーとともに起業を決意。
出店のきっかけについて、西久保さんは「愛犬を通じて初めてドッグライフやその楽しみ、幸せを知るとともに、環境や業界の問題点などを自分なりに感じさまざまな願望が芽生え始めた。今理想とする形がないのなら自分でやろうと思った」と話す。当初は無店舗型のフードデリバリーからスタートする計画だったが、「多くの賛同者・協力者が現れ店舗物件をはじめとする諸条件が急ピッチで整い、今回の業態での出店につながった」と振り返る。
一生涯を通じたペットライフサポートのサービスを展開する同店。ペットの年齢や状態に合わせたフード・日用品・ウエア・グッズを幅広く扱うショップではネット販売のほか市内・市内近郊では当日デリバリーも行う。サロンでは、メディカルトリマーと獣医師との連携によるペットの健康改善の提案・施術などを行うメディカルトリミングのほか、ペットオーナーが愛犬を洗えるセルフウォッシュ(1,000円/30分、予約不要)も。ほかにペット一時預かり(500円/30分)やペットシッター、ペット関連の住宅リフォーム、パピーパーティーやペットウエディングなどのイベント、ペットを飼う前の相談やペットマッチング、葬儀や納骨などのメモリアルなど、幅広いサービスを提供する。
今後のビジョンについて、西久保さんは「犬のふん用のごみ箱設置運動や市営ドッグランの設置、老人ホームや障害者施設でのセラピードッグイベントの開催、事業の一部を障害者事業所との共同事業とする職業提供・自立支援など、鎌倉の環境美化や社会福祉活動にも積極的に貢献していきたい」と話す。
営業時間は10時30分~19時。トリミングやペットレスト(一時預かり)は10時~(要予約)。年中無休。