![鎌倉市国際観光親善大使に就任した現シャネル日本法人社長のリシャール・コラスさん](https://images.keizai.biz/shonan_keizai/headline/1288572952_photo.jpg)
鎌倉・高徳院(鎌倉大仏)で10月31日に行われた「かまくら国際交流フェスティバル2010」のオープニングセレモニーで鎌倉市国際観光親善大使の「委嘱式」が行われ、シャネル日本法人社長のリシャール・コラスさんと女優の鶴田真由さんが就任した。
鎌倉市の松尾市長とシャネル日本法人社長のリシャール・コラスさん。鎌倉市国際観光親善大使の委嘱式の様子
鎌倉市は毎年約1,800万人を超える観光客が訪れる観光都市。オープニングセレモニーのあいさつで、松尾たかし市長は「さらに国際観光都市として鎌倉の魅力を世界へ発信していかなければならない。皆さんにその協力をいただきたい」と期待を寄せた。
親善大使は、鎌倉市の観光資源を紹介し国内外に古都鎌倉の魅力を発信する。「鎌倉市の文化などに造詣が深く、縁(ゆかり)があり、国際的に鎌倉を発信できる人」とし、2人が選ばれた。
コラスさんは、これまで在日フランス大使館勤務やジバンシィ日本法人代表を歴任し、現シャネル日本法人社長という経歴を持つ。日本文化に造詣が深く、鎌倉に純和風家屋を所有し、同市の世界遺産登録推進シンポジウムでパネリストとしても参加しており、「世界的に鎌倉の魅力を発信する」役目を担う。一方、鶴田さんは鎌倉生まれの鎌倉育ち。第4回アフリカ開発会議の親善大使に委嘱するなど幅広く活動しており、「生まれ育った鎌倉の魅力を広報していく」という。
委嘱式にはコラスさんが出席。「鎌倉に住んで6年。皆さんの力を借りながら、世界に鎌倉の良さを広めたい。世界遺産登録に向けて、力不足ながらさまざまな取り組みに努めさせていただきたい」と意気込みを語った。