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鎌倉の「鶴ヶ岡会館」がリニューアル-物販店とフードコートを併設

約半年ぶりとなる元旦に営業再開した鶴ヶ岡会館1階。行き交う初詣客も関心を寄せる

約半年ぶりとなる元旦に営業再開した鶴ヶ岡会館1階。行き交う初詣客も関心を寄せる

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 昨年6月から一時休館していた「鶴ヶ岡会館」(鎌倉市小町2、TEL 0467-24-1111)が1月1日、物販店とフードコートの新業態を取り入れリニューアルオープンした。

初詣客などでにぎわうフードコート

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 長年にわたり、ホテル、結婚式場、鶴岡八幡宮での神前結婚式後の披露宴会場として親しまれてきた同館。今回のリニューアルは、「観光都市鎌倉が世界遺産登録への準備を進める中、鎌倉を訪れる観光客にどのようなもてなしができるか」という同館の観点から計画されたもの。「また鎌倉に行きたいと思わせる、親しみをもった街づくり」をコンセプトに、約1,000平方メートルに及ぶ1階スペースに物販店20店、飲食店6店のテナントスペースを設けた。

 物販では、はちみつ・ハチ産品「天狗屋養蜂店」、ベトナム輸入雑貨「ワビアン」、天然美容せっけん「鎌倉蒟蒻しゃぼん」、手作り和装小物「鎌倉てづくり屋」などが出店。フードコートには、長崎県佐世保市発祥のハンバーガーを提供する「佐世保バーガー」、マグロ丼・しらす丼の「かざん鎌倉」、甘味菓子・小物雑貨を扱う「ふにゃ茶屋」などが営業。複合店舗が連なる中に設けられた小路は「若宮こみち」と名付けられ、かつて同館のチャペルであり、現在はデリやレストランが営業する鶴ヶ岡会館第3ビル前の小道に抜けることができる。

 鶴ヶ岡会館専務の高木宏さんは「ビルの中に街が創れたらという発想で、建物の中を迂回する小路や休み所、複合店舗やフードコートを設け、誰もが利用できるトイレも完備した。ここに来れば何でもかなえられる、そんなぜいたくな空間を作り、鎌倉の街づくりの一助につながれば」と意気込みを話す。「鎌倉にできた『新しい街』を、ぜひ楽しんでほしい」とも。

 営業時間は10時~20時。水曜定休。テナントは現在も募集している。

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