鎌倉にデリ新店-自家農園の野菜や地野菜を使った総菜メーンに

手前にテークアウトコーナー、奥は庭に面したイートインスペースを設けた「TERRA DELI KAMAKURA」

手前にテークアウトコーナー、奥は庭に面したイートインスペースを設けた「TERRA DELI KAMAKURA」

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 鎌倉・小町通り裏に6月12日、女性客をターゲットに総菜やスイーツを提供するデリ「TERRA(テラ) DELI KAMAKURA」がオープンした。

3段重ねの白磁の器でスイーツ3種を提供する「TERRA DELI BOX」

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 テラは大地(地球)・自然を意味し、鎌倉の歴史や文化でもある「寺」と同じ響きであることが店名の由来。6月末で閉館する鶴ヶ岡会館のチャペルを改装した建物に出店した新店舗のうちの1店。

 店舗面積は12坪。店内手前はテークアウトコーナー、奥にはイートインスペース14席を設ける。南伊豆の自家農園でとれる野菜やフルーツ、鎌倉の地野菜を使った総菜やスイーツのほか、ポン酢・ジャム・ドレッシングといった加工品など、「素材が持つ味わい深さや力強さを生かした料理やスイーツ」を販売する。総菜はオーナー夫妻の小山勇さん・暁子さんが、スイーツは暁子さんのいとこで姉妹同士の米山真理子さんと宮原智恵子さんが主に担当する。

 白とスクエアを基調にしたシンプルなインテリアやロゴデザインは、一級建築士でインテリアコーディネーターでもある米山さんが手がけた。カウンター席の長テーブルは移動が可能で、貸し切り時などにも対応する。

 総菜は、「鎌倉野菜の浅漬けピクルス」(350円)、「砂肝のオイル漬け」(450円)、「具沢山おから」(280円)、ショコラのような食感の「ショコラレバー」(400円)などの定番や日替わり総菜など8~9種類。加工品は「玉ネギドレッシング」「梅ドレッシング」「ポン酢」(各680円)、「ラー油」(500円)、「サラダ味噌」(680円)、「ニューサマージャム」(550円)など。おにぎりやサンドイッチ、焼き菓子なども並ぶ。

 「おいしいものを少しずつ食べたいという女性の欲求を満たす」というランチは、おひたし・煮物・酢の物・佃煮などの和総菜にごはん、汁もの、香物がセットになった「おはしプレート」(1,300円)、スモーク・ピクルス・チーズ・マリネなどの洋総菜に自家製パン、サラダ、スープ、キッシュをセットにした「フォークプレート」(1,300円)のほか、限定ランチの「鎌倉しらすごはん」(1,300円)、プチおにぎり、総菜、キッシュ、ドリンクが付いた「こどもプレート」(650円)も用意する。

 スイーツは、「ベイクドチーズケーキ」(600円)、「季節の焼き菓子」(550円)、「ほうじ茶のパンナコッタ」(600円)など約10種類。レモネード、ジンジャーエール(各500円)などの自家製ドリンクも提供する。客単価は、ランチ=1,300円~2,000円、カフェ=1,000円前後。

 「今は通年なんでもそろう時代だが、体がそのときに必要としている旬のものや昔から伝わる保存食などを提案・発信することで、日々忙しい中でも食から季節を感じてもらえたら」と小山暁子さん。「スタッフや多くの友人もそうだが、小さな子どもを持つママたちが来やすい店にしていきたい」とも。

 営業時間は、ランチ=11時~14時30分、カフェ=14時30分~18時。火曜定休。

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