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茅ヶ崎の農園施設オープンで地元作家12人が「手しごと展」-義援金寄付も

坪庭を挟む右側の家屋がイベントスタジオ。左は会員制農園用のコミュニティハウス

坪庭を挟む右側の家屋がイベントスタジオ。左は会員制農園用のコミュニティハウス

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 4月開設で準備を進めてきた茅ヶ崎の「RIVENDEL(リベンデル)」(茅ヶ崎市矢畑)で4月2日より、オープニングイベント「農園を彩る、手しごと展」が開催される。

ライブを行う「じぶこん」の辻岳春さんと近藤裕子さん

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 「自然と暮らす」をコンセプトに、約500坪の敷地に会員制農園と一般開放のイベントスタジオを併設する同施設。主宰するのは「祖父母が以前暮らしていた」という古民家や畑を一体的に改修した熊澤弘之さん。坪庭やウッドデッキを配したイベントスタジオは、「日々の暮らしがより楽しくなる」ワークショップやイベントを開くことを目的に設けた。

 参加する手仕事作家12人は全員が湘南在住。黒田真琴さん(帽子)、小原聖子さん(金属)、宮崎和佳子さん(陶芸)、高根友香さん(版画)、ミカエル・グラハムさん(ブロンズ)、イヌイット・ファニチュア(家具)などが参加。約300点に及ぶ作品を展示販売し、売り上げの一部は東日本大震災の義援金として被災地に届けられる。

 期間中、はんこ作り(6日・9日12時30分~)やフェルト(4月10日13時~)などのワークショップ、音楽アーティスト「じぶこん」によるディジュリドゥとギター、歌のライブ(10日16時~)、指圧(土曜・日曜限定)やヘッドマッサージのほか、オーガニックドリンクを販売する移動カフェ「honobono号」の出店を予定する。熊澤さんらが育てた野菜を使ったサンドを近隣のイタリアンレストランが調理販売するケータリングでは、売り上げの全額を寄付するという。

 熊澤さんは「作家さんの心のこもった作品は、震災後に作られたものも多く、そこには手仕事の素晴らしさと希望がある。春の香りが漂う農園でお待ちしています」と話す。

 開催時間は11時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。4月10日まで。

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